アドラーをわかりやすく!ストレスとともに働く人に贈りたい本
私が自己受容できた陰には、とある本の存在があります。
それが以前に記事にした「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」。
(↓↓ その記事がコチラ)
文章が読みづらい、説明がピンとこないなどのレビューも残念ながらたくさん目にします。
内容が理解できれば…
おかげで何となく自己受容の機会を逃しているような…
と感じている人も、もしかしたら今回の本で自己受容のポイントを掴むことができるかもしれません。
そのくらい初心者の方にもわかりやすい本だと思っています。
とくに辛いストレスを抱えながら働き続ける人には、ぜひ一度読んでいただきたい1冊です。
もしアドラーが上司だったら 小倉広 著
今回紹介させていただく本はコチラです。
働く人たちへのアドラー入門編としてオススメしたい本
以前紹介した「嫌われる勇気」は青年と鉄人の対話形式で話が進みます。
一方この本は、サラリーマンである部下とそこへやってきた「ドラさん」という上司の日々のやりとりで話が進んでいきます。
(ドラさんは見た目はドラえもんだけど、実はアドラーのドラが由来)
この悩める部下がドラさんに出される宿題を毎日の中でこなして、成長していく姿が描かれているわけです。
デキる同期や自分と違う形でこじらせている同期。
取引先との出来事との間に描かれるエピソード。
すべてが身近で、サラリーマンでなくとも誰しもが必ず経験のあるようなものばかりで、親近感が湧き自然と物語に入り込むことができます。
各エピソードの中で上司に言われた宿題をこなしていこうとする部下の姿もしっかり書かれているため、実際に読んでいる人も自分で実践しやすいと思います。
また各エピソード後にコラムページが挿入されています。
そのエピソードに「アドラー心理学のどういった教えが込められているのか」という要約が書かれているのです。
このコラムページが非常にまとまっていて、簡潔明瞭でわかりやすくオススメです。
全体の内容、ボリューム、文体、どれをとっても程良い印象。
それこそ忙しく働く人にとっても、スキマ時間であっという間に読み進めていくことができるような本だと思いますよ。
組織人事コンサルタント兼ビジネスパーソンに長年寄り添うアドラー派心理カウンセラーである著者
この本の著者は小倉広さん。
20年以上にわたってコンサルタント、研修講師としてクライアントの人材育成を支援し、同時にリクルート管理職、ベンチャー企業役員、社長として自社経営にたずさわってこられた方です。
それと並行してアドラー心理学でたくさんのビジネスパーソンを救ってこられた経緯があります。
小倉さんは「私の使命は”アドラー心理学をビジネス現場へ応用する架け橋になること”だと考えている」とおっしゃっています。
故にこの本はビジネス現場が舞台になっていますので、内容によっては他書の方がより理解しやすい部分はあるかと思います。
しかし部下の育成というのは子育てや教育場面にも通ずる部分があると思いますし、この本を読んでさらに興味が湧いたということであれば、そこから芋づる式に他書を読んで理解を深めていけばいいのではないかと思います。
小倉広さんの著書いろいろ
あとがき
今回は働く人に焦点を向けたアドラー系の本をご紹介しました。
今回の著者である小倉さんの本には組織のリーダー的立場の人に役に立ちそうな本がたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
では、今回の記事もあなたのためになっていることを祈ってます。
↓↓↓ コチラの記事もどうぞ♫
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