「自分の気持ちがわからない」の原因・対処にオススメの本(HSPさんも必見)
一般的に「優しい人」「いい人」と言われがちな人って、聞き上手だったり人に合わせることが上手な人だと言われますよね。
しかし、当の本人は「実は自分の気持ちがよくわからないから、自分の意見を言うのが苦手なだけなんだけどな」と思っていること、ありませんか?
「自分から行動できず、自発性に乏しい」
「攻撃を受けても反撃できない、攻撃性がない」
「複雑なことの対応が苦手、複雑な人間関係を避けたい」
今回はこのような悩みを持つ人にピッタリな本を見つけてしまいましたので、紹介していきたいと思います。
管理人も実はドンピシャでこのタイプなので、非常に参考になり助けられました。
「自分がない」コレって病気?…そんな人へオススメの本レビュー
感情脳の鍛え方 加藤俊徳【レビュー】
この本は、加藤俊徳さんという脳内科医の先生が書いた本です。
海外で脳画像研究に従事し、帰国後も脳研究を続けながら小児から高齢者まで1万人以上を診断・治療してきた、脳画像診断や発達障害の診断・治療のプロフェッショナルです。
先ほどお話ししましたが、「自分の気持ちがよくわからないので、コミュニケーションが苦手だったり、主体的な行動をとることができない」という人は少なくないのではないでしょうか?
「自分の意見を聞かれるとフリーズしてしまう、または言語化に時間がかかる」
「他人の考えの方が正しく思えてしまい、自分の方がおかしいのかもと思ってしまう」
「自分のネタ話のストックがなくて、気づくと身近な誰かの話ばかりしてしまう」
「他人にいつも利用されがち」
加藤先生によると、大人ではなんと4人に1人は自分の気持ちがよくわからずに悩みが生じているそうです。
少なくない数字ですよね…。
こういった人たちは大抵の場合、「優しくて親しみやすく、人からも好かれやすい」という特徴があります。
しかしその一方で、「自己犠牲心が高く、自己主張が控えめ、慎重でズルができない」など、実生活では本人ばかりがストレスを抱えてしまいがちな特徴も併せ持っているわけです。
自分の気持ちがよくわからないことで、客観的によく思われる部分はあっても自分自身は辛い状況のことが多いのですね。
では「自分の気持ちがわからない」の原因は何なのでしょうか?
加藤先生によると、自分の気持ち(自己感情)を生成してくれる脳の部分が未発達であり、自分の気持ちに則した行動を起こせないとのこと。
未発達と言われるとドキッとしますが、心配することはありません。
この未発達な部分というのは、日々の脳のクセによるところが大きく影響しており、生活に変化を起こすことで改善することができるとのことなのです。
この本には、そんな日々の脳のクセを取り去るためにオススメのたくさんのヒントが書かれています。
だから「脳の鍛え方」を学べる本、なんですね。
…
ちなみに管理人はHSPを自覚しております。
実はこの本で言われている解消したい悩みが、HSPの気質を持つ人の悩みに共通するものがかなり多かったんですよね。
だからHSP気質からくる生きづらさを感じている人にも、一回読んでみることを強く強くオススメしたいです。
なぜこんな自分なのか?という部分が、単に気質の問題としてではなく脳の働き方の観点から学べるので、より自分自身のHSP気質に対峙しやすくなります。
間違いなく理解を深めることができると思いますよ。
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