【自己肯定】自己嫌悪!なぜこんな自分になってしまったんだろう?の謎
みなさん、「本当は嫌なのに」してしまう行動ってありますか?
つい自慢話をしてしまう、つい愛想笑いをしてしまう、つい自分の意見を言わずに引っ込んでしまう、つい恋人に自分のことを本当に好きか何度も確かめてしまう…などなど。
本当はしんどいのに、本当はしたくないのに、なぜかしてしまう。
なぜこんな自分になってしまったのか…自己嫌悪に陥っていても、どうにも解決できずに悩んでいる人はいませんか?
今回はそんな方々のヒントになり得る、とっても重要なお話をしたいと思います。
これが理解できることで、あなたは今この瞬間から自分との向き合い方を変えることができるし、幸せになれる自分に近づくことができますよ^-^
一緒にみていきましょう♪
自己嫌悪に陥りがちな人に覚えておいてほしい基本原則
【行動と動機の関係性】
人は毎日なにかしら行動します。
そこに必ず関わってくるのが、自分の感情や信念というものです。
この「感情・信念と行動の積み重ね」によって人は作られていくのですが、ひとつ大切なことがあります。
「ある行動をするときに、行動をしようというきっかけ(動機)になった考えが強まる」ということです。
行動のきっかけになった考え=動機というものが自分の感情や信念によって生み出されたものだとするなら、あなたがしてきた行動によって、あなた自身が自分の感情や信念を形づくってきた、ということになります^-^
逆にいうと、自分が望んでいない感情に苦しめられているのなら、それを自分の行動によって弱めたり消していくことができるということなんです。
これ、すごいことだと思いませんか…Σ(゚∀゚ノ)ノ
自分で自分をケアできる可能性がグッと広がるわけです。
「難しすぎてわからんわっっ!!」という声が多数上がりそうなので例をあげてみます。
例)人にいいように扱われ利用されてしまうAさんを見てみよう
Aさんの背景
- 【Aさんの背景】普段なにも関心を示してくれない母親が手伝いをしたときだけは唯一褒めてくれた。
- 【行動】Aさんは会社で理不尽に仕事を手伝わされてしまう
- 【動機】人の役に立つ自分じゃないと受け入れてもらえないダメな自分
Aさんの母親は普段忙しく帰宅後もいつも疲れていて、帰りを待っていたAさんが母親に甘えようと思っても「疲れてるから今度ね」などと見向きもしてもらえず、寂しい生活を送っていました。
そんなAさんが、母親がいない間にたまたま洗濯物を取り込んでおくと、母親はとても喜びAさんのことをとても褒めました。
母親はどんどんAさんに家事を頼むようになり、Aさんもまた、喜ぶ母親の顔が見たくて、せっせと頑張りました。
母親はそのうちAさんに家事をほとんどやるように言いつけ、自分は晩酌をしながらテレビを見たりするようになりました。
それでもAさんはそうすることで母親が喜んでくれるので、それをやめることはできませんでした。
Aさんがなぜ利用されてしまうのか
幼少期の背景のせいですっかりお人好しすぎる女性になったAさんは、職場でもなにかといいように扱われてしまう状況になってしまいました。
本当は自分の仕事だってたくさんある、疲れてもいる、なのに頼まれると「ハイ」としか言えない。
理不尽に手伝わされる仕事をこなすという「行動」が、会社の人に自分を受け入れてもらうために必要だという「信念」があるからです。
なぜでしょう?
過去に、母親に突きつけられた家事をこなすという「行動」が、母親に自分を受け入れてもらうために必要だという「信念」を持っていたからです。
これを読んでいただいている方に質問です。
このAさん、本当にこれらの仕事を手伝わないと会社の人に受け入れてもらえないのでしょうか?
違いますよね?
このように第三者の立場で見るととてもわかりやすいのではないでしょうか?
本当はしたくないのに…なぜAさんはそうしてしまうのか。
「そうしないと職場で受け入れてもらえないと思っている」『なぜ?』
「自分は役に立たないと受け入れてもらえないダメな人間だから」という思いに最終的に気づくことができるのがベストです。
実はこのお人好し行動は、根底にある「役に立たないと受け入れてもらえないダメな人間」という思い違い、誤解を解決しないことには治していくのは難しいのです。
このAさん、
・「たまたま」母親に対して効果があった方法を、
・成長して大人となった今も、
・他の誰に対しても同じように、こなし続けているのです。
もしかしたら、これが自分の強みだと誤解を重ねているかもしれません。
本当はしんどいのにも関わらず……T-T
先ほど「ある行動をするときに、行動をしようというきっかけ(動機)になった考えが強まる」と言いました。
この状況では、仕事を受け入れれば受け入れるほど「やっぱり私は役に立たないと受け入れてもらえないダメな人間なんだ」という認識を自分で強めてしまっているわけです。
でも、ここまで気づくことができれば、あとは行動を変えていくだけなんです。
Aさんが幸せになるには?
ズバリ答えは…
その行動をやめてみることです。
動機となっている感情に従わないで行動を起こさないようにする=理不尽に押し付けられる仕事を断ってみることです。
そしてその結果をみてみることです。
「すみません、自分の仕事も立て込んでいて今手伝うことはできません」
「すみません、今体調があまり良くないのでできません」
『あぁそうだったの?それはすまなかったね』
『え?大丈夫?少し休んできたら?』
Aさんが勇気を出して断ったら…こんな声が聞こえてきそうですよね。
むしろ、こう断られて憤慨するような上司や同僚がいたら、蹴り飛ばしたくなりませんか?(笑)
パワハラでクビにしたいところですヽ(`Д´)ノ
まぁ実際どういう結果が待っているかわからないのが本当のところなのですが。
大切なのは「やっぱり〇〇なんだ」という自分が描いた自分像を「ん?違うかも?」と思う第1歩なんだと思います。
〈another story〉
あるいは…
もしもAさんがお人好し行動をやめられなくて困っているとしても。
「そんなの引き受けることないよ。あなたは自分の仕事をすればいいよ」
そう職場の誰かが声をかけていたら、Aさんの中でまた何かが変わるかもしれません。
そういった意味で、環境や出会う人の影響はとても大きなものだと思います。
このような素敵な人格を持つ人にみんながなれたら最高ですよねT-T
基本原則を理解して応用する時の難しさ
①動機自体に気がついていない
人は「なぜそうするのか?」という、行動の裏に隠されている本当の動機には自分自身も気づいていないことが多く、気づくことも難しいということです。
何かなかなか解決しない悩みがあるとしたら、
・自分の行動によってその悩みが解決に至らないのでは?あるいは
・自分の根本的な悩みが解決されてないからこういう行動をとってしまうのでは?
という可能性を考えてみるといいかと思います。
②変えるよりも変えない方がラクで簡単
人にとっては変化することよりも今までと同じでいることの方がはるかに簡単です。
変化するためにエネルギーを使うことよりも、変わらないでいることを選ぶほうがラクなのです。
人間は幼い頃からの経験をもとに、今までずっと行動や感情が連続的に生まれながら生きています。
小さな頃から形作られたそれらを変える、いわば「クセを治す」というのは、思いつくのも難しいことだと思います。
でもお待ちを!
この原則を理解すると、自分が理想とする姿があるのなら今この瞬間からでもそんな姿に向かってスタートをきることができると思いますよ^-^
あとがき
ずっと悩んできていることが、もしかしたら自分の力でなんとかできるかもしれないと思うと勇気が湧いてきませんか?
少しずつ進んでいきましょう♪少しずつ^-^
・自分が形づくられるうえでの原則「ある行動をするときに、行動をしようというきっかけになった考え(動機)が強まる」
・自分が望んでいない感情に苦しめられているのなら、それを自分の行動によって弱めたり消していくことができる
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